第3回学級経営研究学習会
学級経営は,多くの教師がその必要性や意義を認めながらも,それを体系的な共通事項として学ぶ機会ことがなく,実際はそれぞれの教師の経験則に頼らざるを得ないのが現状です。刻々と変化する世の中の状況や多様化する子どもの実態に応じて学びやすく過ごしやすい学級のあり方を模索することが必要です。こうした現状を鑑み,学級経営にかかわるこれまでの研究成果を踏まえながらこれからの時代に合った形を創り上げていくために2018年3月10日に日本学級経営学会が立ち上がり、2019年3月9日(土)上越教育大学にて第1回研究大会が行われました。コロナ禍においても,オンラインでセミナーや学習会,そして研究大会を重ねよりよい学級のあり方を探求してきました。
学級経営学習会は,研修視点をもった学級経営の実現をねらい,実践を研究にしていくためにはどのように考えて実践を構想すればいいかと研究者と実践者がコラボすることで検討してきました。今回「学級経営における理論と実践の往還」をテーマに、日本学級経営学会理事が講座を担当いたします。また、これまで子どもたちと向き合いながらエビデンスに基づいた研究に取り組み、日本学級経営学会でも研究を報告している深井正道氏の提案をもとに、学校現場で働きながらどのように研究を進めていけばいいか皆さんと考える時間を設定しました。
コロナ禍以降、久しぶりの対面での企画となります。それぞれのお話を聞きながら、参加者の皆さんと顔を見ながら意見を交換し、学級経営について考える日になればと思います。ご参加お待ちしております。
1.日時
2023年7月8日(土) 13:00〜16:30
2.日時
東京学芸大学 N棟103教室
3.参加費
3000円(学会員)
4000円(非学会員)
1000円(特別割引)
*学生の方を対象に特別割引制度として、1000円でご参加いただけます。但し、地方公共団体や私立の学校、その他企業等に所属し、給料等を支給されている方は対象外となります。
これから学会員になられる方は下のページを参考にお手続きをお願いします。
ーー>入会手続き
4.定員
80名
5.申し込み方法
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以下のサイトよりお申し込みください。(「こくちーずプロ」へジャンプします)
6.内容
13:00~13:05 事務局より開会挨拶・趣旨説明
13:05~13:30 講座1「『修復的対話』の実現を目指す学級経営研究」 松山 康成 東京学芸大学
13:30~13:55 講座2「『本音』『柔軟』『多様性』を大切にしたい学級経営学・学級経営研究」 大村龍太郎 東京学芸大学
13:55~14:20 講座3「学級経営と質的研究」 佐藤多佳子 上越教育大学
14:20~14:45 講座4「実践から見る学級経営×研究から見る学級経営」 赤坂 真二 上越教育大学
<休憩>
15:00~15:20 提案「多様性のよさを理解し、主体的に問題解決する児童の育成 -問い続ける教師であるために、学校現場で研究する-」 深井 正道 さいたま市立原山小学校
15:20〜15:50 座談会「学級経営の実践と研究をどう進めるか」
深井正道✖️赤坂真二✖️大村龍太郎✖️佐藤多佳子✖️松山廉成
16:00~16:30 リフレクション 阿部 隆幸 上越教育大学
※講座の内容、順番は都合により当日、変更になる場合があります。ご了承ください。
7.その他
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事前に配付する資料はございません。当日、講座や提案によっては、Q-Rコードで資料を共有する場合がございます。ご承知おきください。
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学習会についての連絡のために、「@gmail.com」のアドレスを受信いただける設定にしていただけますようお願い申し上げます。