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実施報告

第44回学級経営実践セミナー(埼玉)
一人ひとりの力を引き出す環境づくり


2026年9月13日(日)に学級経営実践セミナーin埼玉を開催しました。埼玉では初開催となりました。県内外から約50名の参加者が集い、学びを深めることができました。テーマは「一人ひとりの力を引き出す環境づくり」でした。4本の話題提供を通して、子ども達・教職員の力を引き出す環境づくりの手立てや考え方について、会場が一体となって議論を深めることができました。

以下、詳細です。


・テーマ「一人ひとりの力を引き出す環境づくり」

・日時  2026年1月24日(土) 12:40~16:20(受付 12:15)

・会場  浦和コミュニティセンター 集会室15

・参加者 49名+発表者4名+理事2名


【プログラム】

12時15分~12時35分 参加者受付

12時40分~12時50分 開会あいさつ・本セミナーの趣旨について

12時50分~13時05分 事例提供1【学級経営/小学校高学年】小学校教諭 佐藤 美結

            「思いやり・前向き・自立にむけた学級経営」

13時05分~13時20分 事例提供2【学級経営/小学校中学年】小学校教諭 冨岡 航

            「「なんとなく」の学級経営を卒業する!」

13時20分~13時25分 参加者同士の対話タイム①

13時25分~13時45分 講師を交えての深掘りトーク 佐藤&冨岡&松下先生&赤坂先生

13時45分~13時50分 参加者同士の対話タイム②

13時50分~14時20分 松下 崇 先生の講座

(休憩15分)

14時35分~14時50分 事例提供3【学級経営サポート/学校課題研究】小学校教諭 深井 正道

            「全校ソーシャルスキルトレーニングを通した学級経営サポート」

14時50分~15時05分 事例提供4【学級経営サポート/教務主任】小学校教諭 霜垣 良輔

            「学級経営をサポートする「おたすけ便り」の活用」

15時05分~15時10分 参加者同士の対話タイム③

15時10分~15時30分 講師を交えての深掘りトーク 深井&霜垣&松下先生&赤坂先生

15時30分~15時35分 参加者同士の対話タイム④

15時35分~16時05分 赤坂 真二 先生の講座

16時05分~16時15分 参加者同士の対話リフレクション

16時15分~16時20分 閉会行事


【セミナーの概要】

前半の学級経営パートと、後半の学級経営をサポートするパートの二部構成でした。

佐藤教諭と冨岡教諭は、現在の学級で実践している内容について、質問紙や観察等の結果・分析とともに発表しました。うまくいったことだけでなく、課題だと感じていることについても参加者に伝えました。深井教諭と霜垣教諭は、それぞれ学校課題研究主任、教務主任として学校体制で学級経営をサポートする内容を発表しました。校内の先生方の声を取り上げて結果を伝えました。4本の話題提供は、白松(2017)の学級経営の3領域との関連が述べられました。また、どうして行うことになったのかという実践者の信念も併せて発表しました。

深掘りトークでは、理事の赤坂先生と松下先生から発表者に質問がありました。その質問は、発表者がまだ言語化していない「考え・観」に迫るものでした。そして、話題提供の実践を決して属人化するのではなく、なぜそれができたのか、それまでにどのような下地があったのかなどの理論的な解説がありました。また、赤坂先生、松下先生からは、自己調整学習のお話がありました。子どもも教師も日々振り返ること、その時の言葉がけや教師の姿勢、そして子どもと教師のズレを修正していくことなど、学級経営をする上で大切な教師の在り方について多くの示唆をいただきました。


【アンケート結果】

(1)セミナーの総合的な満足度をお聞かせください。

とても満足(91.3%)、おおむね満足(8.7%)、

どちらともいえない(0%)、やや満足でない(0%)、満足ではない(0%)

(2)ご自身の「学級経営」もしくは「学級経営サポート」で実現したい姿は、どのようなものですか。

 参加者の打ち込んでいただいた姿をAIを用いて5つの姿に集約しました。

 ①子ども全員が安心して自分らしく過ごせる学級

安心・安全を土台とし、自分や仲間を肯定しながらありのままでいられる居場所をつくります。

 ②子どもたちが主体的に学び合い、自力で問題解決できる学級

課題に対して全員で協力し、自分たちで学級を動かしたり幸せを創り出したりできる自立を目指します。

 ③誰もが誰とでも柔軟につながる、温かな共同体

特定の間柄にとらわれず、お互いに応援し合い、誰かの役に立っていると感じられる流動的でゆるやかな関係性を育みます。

 ④子どものニーズや実態に寄り添い、対話と試行錯誤を重ねる学級

教師と児童の認知のズレをなくし、適切なフィードバックや対話を通して子どもと一緒に学級を作り上げます。

 ⑤教師自身も謙虚に学び続け、子どもとともに笑顔で成長する姿

ベテラン・若手を問わず他者から学び、振り返り(リフレクション)を重ねながら、大人も子どもも笑顔でいられる環境を支えます。

(3)ご感想をお聞かせください。

・6.8年目の先生方の発表で、学級経営を考えるきっかけをお話されていたのに、とても共感しました。また、学級経営の三領域に実践を当てはめて考えていらっしゃったのが素敵で分かりやすかったです。

・しっかりとデータをとって、振り返りを行い、成果と課題を検討している発表内容で、とても参考になりました。自分も、きちんもとゴールと目標を立てて、しっかりと振り返りと改善を考えながら、二学期の学級経営を行って行こうと思います。

・様々なキャリア段階の方のお話を伺えてとても勉強になりました。自分自身の日々の実践と比べながら聞くことで、なぜその実践をしているのか、言語化する機会になりました。また、普段はあまり触れない理論のお話から、実践の意味やそれらの意図を知ることができました。特に、同じ実践でも子どもの3月の姿は様々になるということが印象に残りました。私自身が何を問いかけ、何を価値づけるかが大切であり、最大限実践のよさを活かすには、私が思うその実践のよさを言語化して体現していくことが重要だと思いました。

・セミナー全体を通して、子どもたちや職員集団をつなごうとする信念が伝わってきました。関係づくりにコストをかけることの価値を改めて感じました。


ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。


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