実施報告
第42回学級経営実践セミナー(神奈川)
「学級のあたたかさ」を考える
2026年6月21日(日)に,「学級経営実践セミナーin神奈川」を開催しました。当日は,「学級のあたたかさ」についてじっくり考え,語り合いたいという思いをもった55名の皆さんにご参加いただきました。講師の先生方のお話や話題提供者の実践を手がかりにしながら,参加者一人一人が自分自身の経験や実践と結び付けて考え,対話を重ねる一日となりました。
「学級のあたたかさ」とはどのような状態を指すのか,それを生み出すために教師や子どもたちが何を大切にするとよいのかについて,多様な立場から考えを深めることができました。以下,当日の概要とセミナーの振り返りを報告します。
【日時】
2026年6月21日(日) 10:00〜16:30(受付 9:30)
【会場】
横浜市開港記念会館 6号室 〒231-0005 神奈川県横浜市中区 本町1-6
【参加者数】
55名
【プログラム】
10:00〜 開会挨拶&アイスブレイク①&基調提案「『学級のあたたかさ』を考える」(河田聡太)
10:55〜 松下先生によるご講話「松下先生が考える『学級のあたたかさ』」(松下崇)
11:15〜 話題提供①「吉田英理華の考える『学級のあたたかさ』」(吉田英理華)
・話題提供
・グループトーク
・深掘りトーク(進行:髙橋弘樹,吉田英理華,松下崇,赤坂真二)
12:05〜 昼食休憩
13:00〜 アイスブレイク②(髙橋弘樹)
13:15〜 話題提供②「寺西萌夏の考える『学級のあたたかさ』」(寺西萌夏)
・話題提供
・グループトーク
・深掘りトーク(進行:小山航,寺西萌夏,松下崇,赤坂真二)
14:05〜 話題提供③「河田聡太の考える『学級のあたたかさ』」(河田聡太)
・話題提供
・グループトーク
・深掘りトーク(進行:松下崇,河田聡太,赤坂真二)
14:50〜 休憩
15:00〜 赤坂先生によるご講話「赤坂先生の考える『学級のあたたかさ』」(赤坂真二)
15:20〜 みんなで語りタイム「みんなで考える『学級のあたたかさ』」
(進行:小山航,寺西萌夏,吉田英理華,河田聡太)
16:10〜 閉会挨拶・アンケート記入・写真撮影
16:30 終了
【セミナーの振り返り】
今年度は,昨年度のアンケートで多く寄せられた「もっと語り合いたい」という声を受け,初めて一日開催にチャレンジしました。
一日を通して印象的だったのは,参加者の皆さんが,自分自身の中にある「学級のあたたかさ」のイメージを言葉にしながら,互いの実践や悩み,困り感に丁寧に耳を傾けていた姿です。グループトークでは,それぞれの立場や経験の違いを越えて ,「子どもたちにとって安心できる学級とはどのようなものか」「教師としてどのように子どもたちや学級に関わるのか」といった問いについて,熱心な対話が交わされていました。
また,本セミナーでは,講師の先生方から理論的な視点を学び,話題提供者の具体的な実践をもとに参加者同士で考えを深めるという,理論と実践を往還する学びを大切にしました。具体的な子どもの姿や教師の関わりを起点として考えることで,「学級のあたたかさ」という言葉を抽象的に捉えるだけでなく,自分自身の実践に引き寄せて考える機会になったのではないかと感じています。
特に,このような学びの循環が色濃く表れていたのが,「深掘りトーク」の時間です。話題提供者の実践について,講師の先生方,話題提供者,そして参加者の皆さんが多角的に問いを重ねることで,実践の背景にある教師の思いや判断,子どもたちとの関係づくりの過程がより具体的に見えてきました。さらに,講師の先生方から学術的な視点によるご指摘や価値づけをいただくことで,それぞれの実践がどのような理論的背景に支えられているのかを学ぶことができました。
アンケートでも,
「話題提供者の先生方の具体的なお話から子どもの姿で考え,講師の先生 方に価値づけていただき,とても勉強になりました」
「話題提供と,それに対する学術的な側面からのお話がとても説得力がありました。具体的な場面を想起できることがとてもよかったです」
といった声をいただきました。話題提供者の実践,講師の先生方のご講話,参加者同士の対話がつながることで,参加者一人一人が「学級のあたたかさ」についての理解を深め,自らの実践を見つめ直す機会になったことがうかがえます。
また,昨年度に引き続き,休憩時間やグループトークの時間には,参加者の皆さんが自然に頭を寄せ合い,笑顔で語り合う姿が多く見られました。学びを深めるだけでなく,日頃の実践を支え合う新たなつながりが生まれたことも,本セミナーの大きな成果であったと感じています。
ご参加いただいた皆さん,講話や進行を担ってくださった先生方,そしてセミナーの開催にご協力くださったすべての皆さんに,心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

















